更新:2020/08/09
更新:2020/08/09
作成:2011/07/31
観光羊牧場 2006/08
2006年8月下旬、病床の義父が危篤との知らせで7月末に中国に帰った(結局臨終に間に合わなかった)家内に合流したが、そんな8月26日、「お兄さん」の誘いでモンゴル風羊肉料理を食べに観光羊牧場に行くことになった。お兄さんと言っても肉親ではなく、義父(家内のお父さん)の一番の親友の息子である。包頭でテレビ局のCM受付業務をしているらしい。
同行は、家内、お義母さん、義妹一家、家内の友人2人、お兄さんの友人李さん。私以外の男3人が交代で運転。私も運転するかと誘われたけれども、国際ライセンスは持っていないし、初めて左ハンドルの、しかも図体の大きい1BOXカーを慣れない土地で運転したら事故の元なので断った。
帰りには、呼和浩特市南部を通るルートを利用したので、玉泉区にある王昭君(Wang Zhaojun)の墓が右手に見えた。王昭君とは、前漢元帝の宮廷女官であったが、絵師に賄賂を贈らなかったために肖像画を不美人に描かれ、匈奴の首長に嫁ぐ羽目になったという伝説(史実であるかどうかは不明)を持つ美女である。
- 包頭市昆都侖区中心部
- 輝騰錫勒(Huidengxile)草原旅游区
- 王昭君(Wang Zhaojun)墓
内モンゴル自治区政府のある呼和浩特(フホホト)市と北京を結ぶ京呼高速の楡林停車区(パーキングエリア)。「公厠」はトイレ、「餐庁」はレストランという意味。
朝だったのでレストランには縁がなかったが、問題だったのがトイレ。「中国語不定期日記」に書いたように、
- とにかく汚い。
- アンモニア臭がきつい。
- トイレットペーパーがない。
と、昭和30年代レベルであった。あれから5年、進歩しているだろうか?
呼和浩特市を過ぎ、道順がわからないながら、烏蘭察布(Wulanchabu)市郊外(察哈爾右翼中旗)の観光羊牧場到着。このページを作るためにWeb検索して、ようやくここが輝騰錫勒(Huidengxile)草原旅游区という名前だとわかった。馬糞がたくさん落ちていた。
乗馬初体験の小生であったが、落馬せず、悲鳴を上げることもなく、馬丁に牽かれて散歩コース途中の下馬場所まで行けたので、面目を保てた。
馬がもっと大きければ写り映えが良かったのだが....(^^;;;
いよいよお待ちかねのモンゴル風羊料理。飲み物としては奶茶(naicha)が出された。一種のミルクティーであるが、少し塩っぱい。モンゴル高原の乾燥した気候では、汗と共に塩分が失われるので、こんな形で補給する必要があるのだろう。果物は持参のスイカ(西瓜xigua)と桃(桃子taozi)。
小生は義妹が寄越す肉を見境もなく食べたため、食べ過ぎてお腹を壊す羽目になった。
豊海珍が食べているのは、一体どこの部位だろう?