中国語不定期日記 P.3
更新:2024/02/27
中国語といえば、高校生の時に漢文の授業を受けたきりだったのですが、中国人の嫁さんをもらったので、年甲斐もなく中国語を勉強することにしました(^^;;;
このページでは、中国語の勉強で感じたことを、脱線しながら(いや、脱線ばかりして)不定期に書き連ねます。
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中国の包丁
今年の6月中旬に早めの夏季休暇を取って家内(春香)の帰郷先の包頭に行きましたが、お土産に日本の三徳包丁と砥石を持って行きました。もちろん、刃物は航空機の客室内に持ち込めないので、手荷物ではなく、託送する旅行鞄の中に入れました。
実は春香は、結婚前、中国ではあまり料理をしなかったので、料理は日本に来てから覚えました。だから、中国人のくせに中国の包丁が使いにくいと嘆き、里帰りしても料理をする気にならないのです。
右の図は、三徳包丁と中国の包丁(中華包丁)を図にしたものです(下手な図でご免なさい)。日本にも刃の部分が長方形の菜切り包丁はありますが、中華包丁は、「高さ÷刃渡り」の比率が大きいのが特徴です。
中国では、リンゴや梨、桃などの果物を皮を剥かずに食べますが、その理由は包丁の形にあるに違いありません。あの幅の広い包丁で親指の腹を添えて皮を剥くなどという芸当は想像できません。
もっとも、春香は三徳包丁でも果物の皮を剥くのが下手で、私が剥いてあげる羽目になります。私などは、ジャガイモの皮もピーラーではなく、包丁で剥くのに......。
- 追記(2022/12/24)
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上のようなことを書いていたら、いつの間にか外国人が日本で買うお土産の定番が包丁になってしまいました(^^;;;
「你好」の起源
中国語学習者にとって「你好」は最初に教わる単語のひとつです。特に中国語を学習しなくても、常識として知っている日本人も多いでしょう。
しかし、「こんにちは」は、ドイツ語で「Guten Tag」、フランス語で「Bonjour」、イタリア語で「Buon Giorno」、いずれも直訳すると「良い日」です。日本語の「こんにちは」にしても、「こんにちは良い日ですね。」という文の省略です。
ということで、ひょっとして中国語でも大昔は「良い日」という意味で「日好」だったのかも知れないと仮説を立てました。
- 現代標準中国語Pinyinの「r」は、日本語音読みのナ行やジャ行に対応している。
例:然「ran」、若「ruo」、汝「ru」、入「ru」、熱「re」、人「ren」、冗「rong」 - 「日」の現代中国語Pinyinは「ri」であるが、上記の法則から考えると、かつて「ni」であっても不思議はない。現に日本語には「ニチ」という音読みもある。
- 現代中国語では形容詞は名詞の前にあるが、殷の頃までの古代漢語では、タイ語のように名詞→形容詞の順であった(タイ語と中国南部からタイにかけて分布する少数民族の言語は「タイ・カダイ語族」を形成する)。
ということで、いい加減な証明(妄想)ながら、「你好」は本来は「日好」であったのかも知れないと思えてきました。
新型コロナの羊性!?
このページの前回書き込みから11年以上経ってしまいました。ランニングと歴史ネタ、HTML/CSS の勉強をやり過ぎたのかも知れません(^^;;;
さて本題です。家内の春香は、一昨年(2020年)の9月に年金手続きのために中国内モンゴル自治区包頭市に帰ったら、そのままコロナ禍悪化のために日本に戻れなくなっていまいました。いや、金に糸目を付けなければ戻れるのでしょうが、費用が惜しかったのです。
中国政府は従来ゼロコロナ政策をとってきましたので、民衆の間に不自由に対する不満が溜まっていました。私もスカイプ通話で「習近平悪い! 习近平不好!」と家内に冗談を言っていました。そして今月、中国政府が民衆の不満を抑えきれなくなって、ゼロコロナ政策を放棄しました。ただ、放棄の仕方があまりに乱暴だったらしく、爆発的に感染者が増えています。
その結果、中国で新型コロナのワクチン接種を3回受けていた家内もとうとう感染してしまいました。友達も軒並み感染したそうです。
そこで小噺:
🐏マンションのベランダで、新型コロナの陽性になった人が、憂さ晴らしに「咩(めぇ~)!」と鳴いた。
それを聞いて向かいのマンションに住む人たちも「めぇ~」と鳴いた。
最初の人は、もう陽性の人ばかりだと確信した!
陽性の陽と羊は同じ発音(yáng)なのでした。